NBonline 「地域間格差拡大論のウソ」は本当?

Nikkei Business online「地域間格差拡大論のウソ」と言う記事が掲載されました。

この記事では、地域間経済格差が「イメージで語られている 」と言い、その理由を「損をしている人は騒ぎ、得をしている人は騒がない」と言っています。

自分は経済の専門家でもなんでもないのですが、どうも釈然としないので自分なりに調べてみました。まず記事にある内閣府作成の県民経済計算とはこのページのことだと思うので、このページの資料を眺めてみました。

まず概要1のPDFを読むと、いきなり「1人当たり県民所得の都道府県間ばらつきを変動係数でみると、3年連続拡大。」と書いてあります。これはまさに地域間経済格差が拡がっているということなのではないのでしょうか?

しかし日経の記事では”「ジニ係数」という概念で全体の格差度合いを計測するのが定石である。”として、 「格差が縮小している」としています。これは後で計算してみようと思います。

また記事では「年次経済財政報告(平成16年度)」でも同様の指摘がある、としています。それはこの資料)ことだと思いますが、ここの資料は2001年までのデータしか見ていません。もっと新しいのはないのかと思い調べてみたところ図だけ見つかりました。この図をみると2003年で全国平均との乖離がすべての地域で増えているのがわかります。この図に対応する年次経済財政報告書は見つかりませんでしたが、この図と照らし合わせれば、格差が縮小しているとは言えない、となるのではないでしょうか?

ここまで見る限りこの日経の記事はかなり意図的に感じました。「損をしている人は騒ぎ、得をしている人は騒がない」に習って言うなら、「損ををしている人は格差拡大を騒ぎ、得をしている人は格差縮小を騒ぐ」ということでしょうか?

いずれにしてもこの記事はもっと調査したいので、次回ジニ係数について調べてみようと思います。

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