民主党反省会

以前二段階革命と民主党と題して、民主党の役割は封建的なものの除去と、その後の資本主義の矛盾の解決だと述べた。

野田総理解散後の今、現状は最初の役割は終えたが、次の役割を認識できないのが、野田氏と仲間たち、多くは凌雲会だろう。離党した人、これから離党する人は第二の役割が必要と考える人たち、革新派となる。

だが現在革新派はまとまれていないし、福祉以外の何を積極的に打ち出すかの合意もない状態にあるのでまとまれるかは未知数だが、日本の発展の方向、この発展は経済的なものだけじゃなく精神的なものも含まれるが、を担えるのはこの勢力だけだろう。

初鹿氏の離党会見がこのことを良く示していた。

ほかの離党議員の人たちも同じような心情だろうが、自民党という対立対象がありながら、党の変遷、分裂にまでいたってしまったということは、政治家の思考力の不足、あるいは劣化だろう。

この問題を真剣に考えたなら、資本主義という制度そのものがこういう矛盾を引き出す源泉をもっていると分かるはずで、それについて真剣に取り組む姿勢ができていれば分裂にはならなかったと思う。

野田氏の方向性を財務省の陰謀と言う人もいるが、官僚は今ある制度の下で、未来を予測し、このままでは大変なことになりますよと警告しているだけだと思う。ではどうすればいいのかと効かれても、今ある制度ではこうするしかないと答えるしかないだろう。そもそも現状の経済状況は今の制度ではどうにもならないのだから政治家が答えを出すしかないのだが、野田氏にはそこまでの深さはなく財務省の言うとおりにするしかないと判断したのだろう。

アメリカをみればオバマは日本の民主党が本来進むべき方向性を示していた好例であったはずだった。政治家たちはオバマを見て何を感じているのか、ある程度の劣等感は感じているはずだ。

オバマはトリクルダウンは失敗したやり方だと言い切った。その上で政策を進める。離党組みが参考にすべき人だろう。